肩こりの原因について
更年期の時期の肩こり
更年期の時期の肩こりは頑固です。
「首や肩が、まるで銅像のように固ってしまい動かない」
「名前を呼ばれても急に振り向けず身体ごと振り返らないといけない」
「首から上をアン〇ンマンのように取り替えたい」
等々、おっしゃる患者様が非常に多いです。
普通の肩こりは、首だけで頭部を支えていることから肩甲骨から首の筋肉が緊張して血行が悪くなる事で、乳酸などの疲労物質が筋肉の中に溜まることで発生します。
しかし、更年期の肩こりは血管壁の柔軟性を維持するエストロゲンが減少する事で、血管壁が固くなり肩の筋肉に酸素や栄養が行き届かずコリが発生します。また更年期は、自律神経の乱れや頭痛、吐き気、耳鳴りなどの神経症状や顔のシワやシミなどからくるメンタル的な不調も重なり、さらに肩こりを悪化させるといった悪循環が起こりやすくなります。
また、家族のライフサイクルの変化なども重なる時期ですので「仕事も家事もやらなければならない」と身体を酷使していると、突然動けなくなり身体の限界にきてしまいます。
当院では、肩こりに悩まない体づくりをサポートします。
肩こりの主な原因は、姿勢の悪さに起因しています。デスクワークやスマートフォンの操作など、姿勢が崩れて背中が丸くなると、頭が前に出る状態になり、この状態を続けていると肩周辺の筋肉に負担がかかり、肩こりが発生します。
成人の頭の重さは、4キロから6キロあり頭が前に行けば行くほど、首と肩の筋肉に負担をかけ続けます。これが更年期の時期ともなれば、さらに首や肩の筋肉に必要な酸素や栄養が行きにくくなり悪化します。
たかが肩こりと高を括ってはいけません。肩こりは悪化すると、頭痛や吐き気、手や腕のしびれなどの症状に現れる場合があるため注意が必要です。マッサージのような一時的な対策だけでなく、身体を健康な状態に戻す施術で肩こりを改善していきましょう。
当院は施術後、患者様に合わせた対応策(姿勢の作り方や日常生活で注意するポイント)などもお伝えしております。当院の患者様の中には肩こりを改善した事で、更年期症状も改善された方がいらっしゃいます。
肩こりや他の症状を防ぐためにも、セルフケアやメンテナンスとして継続しましょう。